どうもこんにちは!案内人の橋本結衣です。
副業はパソコンやスマホがあれば誰でも始めることができます。
しかしその反面、そんな副業初心者の方をターゲットにした副業詐欺には十分に気を付けなければなりません。
ここでは副業・ネットビジネス詐欺の闇を暴くため、副業詐欺について調査をおこないます。
今回調査する副業は「セミナー説明型セールスマスター講座」という案件です。
どのような内容になっているのか、早速調査をおこなってみましょう。
副業案件「セミナー説明型セールスマスター講座」の概要

「セミナー説明型セールスマスター講座」は参加することで100万円のバックエンドを売れやすくする方法を学ぶことができるという副業案件です。正直この時点であまりおすすめできなさそうな案件ですね。
バックエンド商法は最初に無料もしくは低価格の商品を提供し、その後、高額商品や高額なサービスを販売する商法のことです。サービスの提供よりもバックエンド商材を購入させるということに比重を置いた商法となっています。
こういった手法は、事前に高額なバックエンド商材が存在することを公表せず、低価格な商品を購入させてからメインコンテンツである高額バックエンド商材の存在を明かし、購入させるという悪質な手口が特徴です。
低価格な商品はユーザーにとって役に立たないコンテンツであることが多く、このような行為は誇大広告に繋がる場合もあります。つまり、「セミナー説明型セールスマスター講座」は副業詐欺を助長する案件の可能性があるということです。
また、バックエンドの成約率を上げる講座とのことですので、主催者もこの手法でお金を稼いでいる可能性があります。
そのため、「セミナー説明型セールスマスター講座」にも高額バックエンドが仕掛けられている可能性も十分に考えられます。
セミナーの内容が明らかになっていないので詐欺だと断定することはできませんが、副業界隈においてバックエンドというユーザーからの印象が悪いビジネスモデルに関与する案件であるということは頭に入れておいた方が良さそうです。
古山正太は何者?

古山正太は今回の「セミナー説明型セールスマスター講座」の講師を務める人物です。
セールスコンサルタント兼セールスコピーライターであり、現在は社員数ゼロで年商2億円のひとり社長をしているとのこと。
セールスコピーの執筆、コンサルティング、企業研修、1対複数のプレゼンテーションの指導のほか、2社の取締役などさまざまな事業をおこなっているようですね。
「1対複数のプレゼンテーション」によって複数に売ることができるようになれば、1対1は余裕になると言っています。言っていることは理解できますが、購入するユーザーに対しての敬意が感じられず、あまり印象の良くない言い回しですよね。
講座の内容や受講料について

「セミナー説明型セールスマスター講座」は7日間に渡っておこなわれるようです。
Day1:成約率5割を出し続ける!Zoomセミナー・説明会の事前準備・マインド・ノウハウ
Day2:売れるシナリオ・スライド作り
Day3:続・売れるスライド作り デモンストレーションからのフィードバック
4日目以降のセミナー内容は体験会、説明会に参加した際にその場で伝えられるようですね。

気になる料金ですが、1回のセミナーの参加定員は15名まで、価格は本来5,000円のところ、現在は割引価格で3,000円で参加することができるようです。
また、「セミナー説明型セールスマスター講座」に参加した場合は体験会で作成したセミナースライドを古山氏が直接添削してくれるという特典もついているらしいです。
副業案件「セミナー説明型セールスマスター講座」の特定商取引法に基づく表記

「セミナー説明型セールスマスター講座」の特定商取引法に基づく表記によれば、運営会社は「FRI古山総合研究所株式会社」という会社であるとのこと。運営責任者は古山氏本人になっていました。
そのほか特定商取引法に基づく表記に必要な情報は記載されているように思いますが、連絡先電話番号が050から始まるIP電話になっているのが気になりますね。
IP電話はコストを抑えられるなどのメリットがありますが、実はIP電話はオレオレ詐欺をはじめとした特殊詐欺や副業詐欺などでよく使われているんですよね。
IP電話=詐欺というわけではありませんが、印象はあまり良くありません。
副業案件「セミナー説明型セールスマスター講座」の口コミ・評判を調査

「セミナー説明型セールスマスター講座」の口コミを調査してみましたが、ネットでの評判はあまり良くないようでした。このセミナーに参加して稼げるようになったという口コミは確認することができません。
そもそも口コミ自体がかなり少なかったのですが、検索上位のサイトでは副業詐欺を疑っている声も見られました。
また、実際に参加してこの目で確認したわけではないので事実かどうかはわかりませんが、300万円のバックエンドがあるという情報も見かけました。
副業案件「セミナー説明型セールスマスター講座」には参加するべき?

講座の参加費用自体は3,000円とそこまで高額ではありませんが、副業界隈でかなりイメージの悪いバックエンド商法というビジネスモデルを取り扱っている点や、この案件自体に高額バックエンドが待っているという情報を踏まえると、参加は避けた方が良いでしょうね。
副業案件はネットで検索すれば、ある程度の評判を確認することができます。
本当に稼げる案件であれば、検索上位のサイトで良い評判がたくさん見られるはずです。
逆に言えば、検索上位のサイトで悪い評判が多く書かれている副業案件は、危険な可能性が高いということです。
「セミナー説明型セールスマスター講座」もポジティブな書き込みがなく、ネガティブな書き込みが多いという状態だったので、おすすめは難しそうです。
「セミナー説明型セールスマスター講座」の副業詐欺検証まとめ

今回は「セミナー説明型セールスマスター講座」という副業案件について調査をおこないました。
調査の結果、「セミナー説明型セールスマスター講座」のビジネスモデルがバックエンド商法であることが判明、さらにこの案件自体にも高額バックエンドが仕掛けられているという情報も確認できたため、登録はおすすめできないと判断しました。
バックエンド商法はやり方が姑息であり、副業詐欺と考えている方がほとんどです。特定商取引法違反など、法に触れる行為に関与してしまう可能性もゼロではないので、登録は避けた方が良いでしょうね。